病院勤務で残業代未払い。退職後にタイムカードのコピーから未払い分を計算し、病院側と交渉
2009.11.16
谷真介
相談者は,某病院で勤務していた方で,退職に際してこれまで未払いになっている残業代について少しでも支払ってもらえないのか,ということで相談に来られました。
相談者の持参したタイムカードのコピーを元に計算をしてみると,一部支払われている分を差し引いても,数百万円の残業代の未払いがあることがわかりました。早速,交渉で受任し,内容証明郵便を送付して交渉に着手しました。
病院側に代理人の弁護士がつき,交渉の結果,病院が未払い残業代額全額を支払うことで早期に和解しました。
このように,残業代の事件は裁判までせずに解決できることも多く,この事件もその一例です。残業代は自己の労働の対価であり当然支払われるべきものですが,未払いが横行してるのが現実です。
本件では相談者に未払い分全額が支払われたことで,とても喜んでいただき良い解決ができました。