30年前に死亡した被相続人の遺産分割。粘り強い交渉で調停成立
2009.01.27
中西基
30年以上前に死亡した被相続人の遺産分割が未了のままとなっていた事案です。
遺産分割が未了のまま法定相続人のうちの一部は死亡しており、数次相続が発生していました。関係者も多数で、それぞれの利害関係・感情も複雑に絡み合っていました。
そのうえ、法定相続人の中には連絡が取りにくい方もいました。その結果、長年にわたって遺産分割協議が未了のままに推移していました。
調停外での話し合いは難しい事案でしたので、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てました。
約2年間にわたり調停期日を重ねてねばり強く交渉した結果、最終的には関係者全員が合意して、無事に調停成立することができました。