徳井 義幸 Yoshiyuki Tokui
登録年 1985年
自己紹介
弁護士登録後、豊田商事消費者事件、じん肺労災事件、水俣病公害事件などに取組み、幅広い事件分野で活動してきました。
その後、労働事件(労働者側)の領域の取扱件数が増加し、労働者を始めとする経済的・社会的弱者の権利擁護を中心として弁護士活動を展開してきました。
最近は、公害の原点・水俣病の県外居住被害者の救済の訴訟であるノーモア・ミナマタ第二次近畿国賠訴訟の団長をしたり、内閣官房機密費の情報公開請求の最高裁判決獲得後は、引き続き古墳をめぐる情報公開請求にも原告として取り組んでいます。
これまでの活動歴は以下のとおりです。
今後とも、「権利のための闘争」の一翼を担う民衆派弁護士であり続けたいと思います。
趣味は、ゴルフ(スコアは開示するのが恥ずかしい程度ですが)と日本古代史研究(遺跡めぐり)です。「ヒゲの徳さんの日本古代遺跡訪問記」をご覧ください。
経歴
1953(昭和28)年生まれ、熊本県出身。大阪市立大学法学部卒業
1985年(昭和60年)大阪弁護士会へ弁護士登録
活動分野(弁護団)
【新人弁護士時代の活動歴】
- 豊田商事被害者弁護団,大泉三和商事被害者弁護団(金のペーパー商法詐欺事件)
全国的に多数の高齢の被害者が多額の金銭をだまし取られた消費者被害事件。大泉三和商事被害者弁護団では事務局長として活動。 - 大阪じん肺弁護団
トンネルやダム建設に従事したじん肺被害者による企業責任追及の訴訟。弁護団事務局長として活動。 - 水俣病京都訴訟弁護団
関西に移住してきた未救済の水俣病患者による国・県・チッソに対する責任追及。チッソ子会社の責任追及を担当。 - 付審判請求事件弁護団
警察官による被疑者に対する暴行事件を不起訴としたことに対する付審判請求事件。大阪弁護士会が付審判請求人。弁護団事務局長として活動。
【中堅弁護士時代の活動歴】
- 関西電力賃金差別事件弁護団
思想・信条による賃金差別の是正と損害賠償を求めた訴訟。関電側の考課責任者の反対尋問を担当。 - 全日空別居配転無効事件
夫婦に別居を強いる配転の無効を訴えた事件。主任弁護士として活動。 - 全日空退職強要解雇事件
労災に被災した客室乗務員への退職強要と職場復帰を妨害して解雇した企業責任を追及した訴訟。主任弁護士として活動。 - 吹田保母の健康裁判事件弁護団
保母の労災認定を拒否した大阪府の処分の違法を争った事件。一審敗訴後の控訴審から弁護団として活動し、逆転勝訴。
【壮年期時代の活動歴】
- 自衛隊イラク派兵違憲訴訟弁護団
1,000名を超える市民が提訴した平和市民訴訟でイラク人原告も参加。弁護団事務局長として活動。 - ノーモアミナマタ第1次近畿国賠訴訟弁護団
患者切り捨てを繰り返す国・県とチッソの責任追及訴訟。弁護団長として活動。 - 内閣官房機密費情報公開請求訴訟弁護団
安倍・河村・菅官房長官時代の内閣官房機密費の支出に関する文書開示請求事件。主任弁護士として活動。
【最近の活動歴】
- ノーモア・ミナマタ第二次近畿国賠訴訟弁護団団長として活動
- 森友事件、財務省公文書改ざんの告発事件弁護団として活動
- アベノマスク、黒川検事長定年延長等情報公開請求訴訟弁護団として活動
- 「天皇陵墓のあり方を考える弁護士の会」共同代表として活動
- 古墳をめぐる情報公開請求訴訟の原告として活動
所属団体
自由法曹団
民主法律協会(元事務局長)
吹田9条の会代表世話人
吹田革新懇代表世話人
弁護士会委員会
元公害委員会委員
元人権委員会委員
元司法委員会副委員長
元綱紀委員会委員
元懲戒委員会委員
その他
元大阪簡易裁判所司法委員(裁判所での活動)
元関西学院大学法科大学院・労働法ゼミ非常勤講師(法科大学院での活動)
論文・著書
『労働債権の優先的確保と否認権行使との対抗』など
ヒゲが特徴。誰からも愛される人柄故、依頼者からの信頼も厚く、リピーターもたくさんいます。物怖じせず、何事にも毅然とした態度で臨みます。そのエネルギーの3大構成要素はチョコレート、芋焼酎、孫への愛!